モダンタイムス デビルズティース・ウィズ・コーヒー

STYLE: Imperial Stout with Coffee / ABV: 10% / IBU: 60

2015 年 12 月、Modern Times はブログ上にて翌 2016 年も引き続き月替わりで多種多様で独創的なスペ シャルビールを送り出すことを発表した。2016 年の最初を飾るのがこのイングリッシュ・オールドエール とインペリアルスタウトのハイブリッド『Devil’s Teeth』。2015 年に誕生し、これまでに幾つかの種類がご く少量、限定醸造されてきた。
こちらのバリエーションは、8 種類のモルトと Black House ブレンドのコーヒー豆（注 1）を使用し、舌 を覆いつ覆い尽くすリッチなモルト感と、しっかりとしたロースト香が詰め込まれた重厚な味わい。
黒光りする液体が注がれたグラスからは、ファッジ（注 2）のニュアンスやバニラ、トフィーに加え、Black House ブレンド由来のコーヒー、ベリー、フローラルな香りやチョコレートが感じられ、高貴さを漂わせる アロマ。程よいローストモルトのキャラクターからはビスケット、小麦、オーツ麦のニュアンスも感じ取れ る。フレイバーも同様で、ローストモルト、ラクトース、ファッジの味わいと、上質なコーヒーの味わい。 キャラメル、黒糖のように濃厚でクリーミーな口当たりで、オーツ麦と小麦が存在感を発揮している。Black House ブレンドの持つポテンシャルの高さが十分に感じられる、複雑な味わい。極致の味わいのビールへコ ーヒー豆を投入したことで、さらなる高みへと引き上げることに成功した。
名前の「Devil’s Teeth」とは、北カリフォルニア・サンフランシスコ湾の沖合に位置するファラロン諸島 に由来する。周辺の海域は海の捕食者として恐れられるホホジロザメが数多く生息する事でも知られ、奇遇 にも島の形が鮫の歯にそっくりであったことから、1850 年代より船乗りの間では鮫を悪魔に見立てて「Devil’s Teeth（悪魔の歯）」と呼ばれてきた。
注 1) エチオピア・ハンベラ 75%、スマトラ・マンデリン 25%のブレンドで、ベリーとチョコレートの味わいが楽しめる。定 番商品 Black House に使用されている
注 2) 砂糖、牛乳、バターを使った西洋のキャンディーの一種。非常に甘いことで知られる

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