Bittersとは?Part 1


ビターズご存知ですか?
たまにバーで以下のボトルを見かけますか?

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これが「アンゴスチューラ」という会社のビターズです。昔はビターズがカクテルに欠かせないものだったが、近年はあまり使わなくなってしまいました。

最近まではあまり人気なかったけど、実はビターズはカクテルの歴史にすごく深い関係があります。もともとの「カクテル」が4つのものから作られています:スピリッツ(ウィスキー、ブランデーなど)、砂糖(シロップや粉砂糖など)、お水(簡単に手に入れられる時代になったら氷の状態で)とビターズでした。ビターズがなかったら、他のミックスドリンク(フリップやサワーなど)になります。

ビターズはもともと健康飲料として発展してきました。科学に基づいた薬がまだなかった時代には、ビターズが万能薬として使われていました。漢方薬のような感じから始まって、だんだん味がくせになり、みんなが味を楽しむために飲むようになりました。ビターズを調製する人がいろいろなハーブ、スパイス、花、種、草、樹皮などをミックスして、お酒に漬け込んで寝かせて、そしてこの液体を濾過してビターズを完成します。でもやっぱりいろんなスパイスやハーブを混ぜて作ると、一番強い味が「苦い」という感じで「ビターズ」という名前になりました。

しかし、ビターズをカクテルに入れると、そのカクテルが苦くなるわけでもないです。バーテンダーがよく言う、「ビターズはカクテルの塩」のような存在です。あまり魅力がない、味がバラバラなカクテルに少量のビターズを入れると、カクテルの味が調和されて、完成度の高いドリンクになります。

どんなビターズがあるでしょうか?実は、アメリカの禁酒法時代前、たくさんのビターズがありましたが、禁酒法時代に入ったら、ほとんどのビターズメーカーがつぶれてしまって、現代、禁酒法時代前からあったメーカーは3つしか残っていないです(上記の「アンゴスチューラ」、ニューオーリンズの「ペイショー」、NY州の「フィーブラザース」)。しかし、現代のカクテルブームのおかげで、ビターズを作ってるところが増えてきて、たくさんのフレーバーがあります。

「ザ・ビター・トゥルース」というメーカーのビターズ。左から:セロリ、オレンジ、アロマチック、チョコレート、クリオール
「ザ・ビター・トゥルース」というメーカーのビターズ。左から:セロリ、オレンジ、アロマチック、チョコレート、クリオール

1824年からあったアンゴスチューラも、2007年に新しいオレンジビターズを出しました。

アンゴスチューラ・オリジナルとオレンジ
アンゴスチューラ・オリジナルとオレンジ

今回の最後に、1つの超簡単なビターズ入りのカクテルレシピを教えます!

ビターズ+ソーダです!レシピは:

ビターズ
炭酸水

だけです。簡単!

炭酸水とザ・ビター・トゥルースのクリオールビターズ
炭酸水とザ・ビター・トゥルースのクリオールビターズ

手順:

  1. グラスにビターズとソーダを入れる。
  2. 飲む。

簡単!

ビターズは少量だけでいいので、5-10mLだけで十分かもしれません。お好みに入れるのがベスト。あっさりしてるし、甘くなくてアルコールもほんの少ししか入ってないので、お腹の調子がよくない時にもすごくいいです。あとは、ビターズがすごく濃縮されているので、こういうふうに薄めて飲むことで、何の味が入っているかがより分かりやすくなります。

では、今回のビターズの話はここまでにします。Part 2にビターズの材料、種類、レシピなどについて説明しようと思っています。楽しみ!

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